山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

心を動かす話し方  


著者 堀紘一

副題にあるとおり「説得」ではなく、聞き手が「納得」して貰える為にはどうすれば良いのか?そんな話が散りばめられてます。
著者は講演で話す仕事をされているのですが、100%断る依頼があるそうです。それは自治体等で開催される無料の講演会なんだそうです。なぜ依頼を断るかというと、お年寄りからサラリーマンに主婦、はたまた女子高生と聴講者が幅広すぎてテーマが絞り込むことが出来ないからなのだそうです。

つまり、話をする上で誰をターゲットにして、何をテーマにするべきかが非常に大切なことです。この誰をターゲットにするかで著者は大失敗をして今もって後悔してることがあるそうです。
それは、JALの経営の建て直しに失敗したことです。この話は、JALの経営がまだ順調で破綻するとは誰もが夢にも思ってなかった時の話です。

このまま放漫経営がつづくとJALが倒産するというデータを示しても、当時の経営は順調であった為、経営陣には誰一人信じて貰えなかったそうです。
もしあの時、「将来経営陣になる、幹部候補生」に話を持ちかけていたらどうなっていたか。「このままだとあなたが社長になったとき、JALは倒産しますよ」と話をしていたらどうなっていたか。
JALの倒産を防ぐ為のあらゆる手立てを試せなかったという後悔と、相手の立場になれば「会社が倒産する頃」には退職してる人間と役員になってる人間は、どちらが真剣に話を聞くのかが理解できていなかった悔しさが、話をする上での根底になっています。

また、自分にとって耳が痛いのは「話下手です」に関する指摘でした。これは自分本位で相手のことなど一欠片も配慮してない、と本音を暴かれた感じがしました。
「いっぱいいっぱいになって、相手の様子を見る様子がない」状態は悪気があってやってるわけではありませんが、「相手を配慮」してない事実は変わりません。「話下手」は言い訳に使わないよう、決意しました。
そして「話下手」を自称する人は、もう一つ悪い癖があるそうです。それは、「相手の話を聞かない」という事実。

コミュニケーションとは「相互尊敬」と「相互信頼」が根幹があって初めて成り立ちます。これらが築かれないと本著で紹介されている「テクニック」を駆使しても、決して相手は納得してくれません。
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Posted on 2016/12/31 Sat. 13:48 [edit]

category: 実務・実用

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