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山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

世界は邪悪に満ちているだが、日本は...。  



著者 日下公人、高山正之

この本は、評論家の日下氏とジャーナリストの高山氏の対談で構成されています。
タイトルの世界の邪悪さは、観光旅行やビジネスの顧客である、いわゆる「お客様」の立場では覗けない闇を差しています。
また、日本人は「人種」に関しても無頓着であります。どのくらい無頓着かというと、英語が得意な人でも日本人は黄色人種だから、「イエロー」なんじゃないの? この程度の知識です。
そう、日本人の肌の色は「イエロー」ではなく、「ミディアム」なんだそうです。そして、白色人種は「レア」で黒色人種は「ウェルダン」、そして、ものすごく肌が白い日本人は「ミディアムレア」・・・・じゃないですよー。 正解は「コケージアン」と「ダーク」で、「ミディアムレア」なんて表記はありません。

さて、日下氏と高山氏はここでも、白人をけちょんけちょんです。例えば、白人というのは黒人のアルビノだと言い出します。アルビノというのは、色素が抜け落ちた個体であり、ホワイトタイガーは人気ものだし、白い蛇は神扱いにされますからアルビノそのものは悪口ではないです。ただ、白人からしては面白くないのでしょう、調べれば調べるほど白人のベースは黒人という事実。
人間の色素が抜け落ちると、肌が白くなり、黒い髪は金髪になり、目は青くなる。そばかすもアルビノの特徴なんだそうです。

本書では触れていませんが、人類の発祥はアフリカであることは事実であり、最新の研究では純血の人類は黒色人種であり、黄色人種と白色人種は雑種であることが判明しています。余談ではありますが、人種差別的でない白人の研究者がこの事実を知ってショックを受けたという話がありました。日本人ならまずショックを受けない話ではありますが、世界では未だに「人種」という枷にとらわれている証左ではないでしょうか。

邪悪に対してメスを入れてるのは、「人種」のみでなく、「宗教」「戦争」「医学」においてもぶった切ってます。
「宗教」は一神教の非寛容さにおける邪悪さを解説しています。キリスト教もそうですが、イスラム原理主義であるスンニ派は敵対するものは、排除、抹殺が基本です。この両者は教祖が惨殺されているところも共通しており、信者は恨みを晴らす権利があると思い込んでいるのではないかと日下氏は分析しています。
余談ですが、前回紹介した、ケビン・M・ドーク氏の「日本人が気付かない 世界一素晴らしい国・日本」では、アメリカでは教会に行く人々が少なくなっていると嘆いていました。本著では、その原因を分析してます。教会はフランチャイズ化してしまったそうです。例えば、多額の寄付をしていた金持ちが引っ越しすると、教会も追いかけていくことも珍しくないそうです。まさに「なんですか、それは!!」ですが、住民がそんな様子を見ていたら、教会に足を運ばなくなるのは当たり前だろうと。

「戦争」においては、日本以外は「皆殺し」が基本。十戒で有名なモーゼさえ、皆殺しにしろと怒った。旧約聖書の民数記の話です。世界の戦争は「皆殺し・略奪・強姦」がセットでした。これは、欧米人だけでなくモンゴルもそうでした。日本は本当に特殊です、だって、日本が出兵した場所で「日本兵とのハーフ」での問題はないのですから。

「医学」の話では、江戸時代の華岡青洲という医者が紹介されています。彼は世界で初めて全身麻酔を使って手術を行った医者です。彼の発想は患者を痛みから救おうという発想から麻酔を生みだしました。アメリカは、それから半世紀遅れてエーテルを使った麻酔手術を始めますが、それでも当初はエーテルを無視して拷問のような手術を行っていたそうです。アメリカと比べると中国の方が医学は発展していました。ただし、その医学は人助けのためでなく、拷問へ活用されていたそうです。
人間は足を切断して生き残らせるのは、大変な技術がいるそうです。現代医学でも技術は必要なのですが、漢の時代の「人豚」という拷問でその医学が活用されていました。人豚というは、目を潰して耳を聞こえなくして、舌を引き抜いて手足を切断させて生きながらえさせるという拷問です。これは、今の中国人に脈々と受け継がれているそうですから、恐いですね。

また、一つの章を使って、世界で一番の邪悪な国はアメリカだと懇切丁寧に説明してくれています。
どのくらい非道い書き方というと、アメリカは朝鮮と中華人民共和国と相似形だといいきり、この国が世界で一番豊潤な土地を奪い取ったからことが世界の不幸だと言い切っています。
また、日本は朝鮮半島を併合しましたが、これもアメリカの陰謀であるという斬新な意見がありビックリ、ちょっと斬新しすぎてついていけてない自分がいますが、そういう切り口もあるのかという点では参考になりました。
また、アメリカの大学はアメリカシンパ製造装置という考え方もあり、そこはアメリカかぶれの日本人をみると納得しちゃいます。日中戦争では、トップが蒋介石でしたが、それブレーンがアメリカ留学者というのも影響がないとは言えないでしょう。
面白い話として、中国人のガイドに「抗日記念館」は沢山有るが、「戦勝記念館」がひとつもないのは、中国人は最後まで日本に勝ったことがないからないのか?と、高山氏は聞いたことがあるそうです。
なんと、そのガイドは中国中を戦勝記念館を探し回り、やっと一つ見つけたそうです。湖南省の芷江に戦勝記念館があったそうです。しかし、その場所はアメリカ義勇軍が国民党軍を支援するために飛行場作った場所。つまり、アメリカ人の力を借りてやっとこさ勝てたという事実。

最後に、世界は腹黒いと理解している人こそ、真の国際人であり、今後日本が世界で生き抜く為には必要は知識となっています。
どんな本でも、著者のフィルターを通しての話になりますので、それは違うのではないのか? と、思うことはあります。この本でもそうでしたが、なぜ著者達がそう思うのかが事細かく書いてあるので、耳を塞ぎたい衝動には至りませんでした。やはり、世界中を渡り歩いている人の含蓄は凄いものがあります。
日本が凄いという本に、ちょっと食傷気味の人は言い刺激になるのではないでしょうか。お薦めです。
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Posted on 2016/07/02 Sat. 16:36 [edit]

category: 一般・教養

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