山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

コトバを変えなきゃ売れません。 その一言が無限の価値を生み出す  



著者 齋藤匡章

言葉は誰にでも平等に使え、使用料は無料。だからこそ、ちゃんと使わないと価値のある言葉は生まれない。それどころか、言葉をいい加減に使えば効果をあげるどころか、逆効果にもなりかねない。

価値を生みだすために、「その言葉が自分自身で生みだしたもの」「相手を思いやったもの」が本当に大切だと説いています。
確かに言葉を伝えるためのテクニックは存在します、それがハウツー本が山のように売られています。ハウツー、そうテクニックは必要です。しかし、テクニックだけでは人の心は動かせないが本著の伝えたい内容となっています。

『言葉を伝える』とは、誰に伝えるのか?
そう、言葉を伝える「相手」のことを第一に考えないといけない。言葉とはコミュニケーションの道具なのですから、「相手」のことを第一に考えるの当たり前の話なのですが、テクニックに拘るとこれを忘れがちになります。
特にハウツー本は、「自分をどう相手に伝えるか」がメインになりますから、それが顕著になりがちです。
もう一度、会話の目的意識を考え直すことが必要です。

この本はビジネスを言葉を使ってビジネスを成功させようという話の本です。では、ビジネス秘訣とは何か?
「利益の高さ?」「粗利の確保?」
いえいえ、ビジネスの本質は「人を行動に駆り立てる」とのことです。
人を行動に駆り立てる4つの要素。それは、「好奇心」「信用」「信頼」「安心」これを常に意識して言葉を使えば大きな力になります。ただ、その言葉の通りに行動しないと相手に見破られます。
相手の為に言葉を使うということは相手を騙さないということが大前提です。

次に言葉を伝える相手の話になりますが、商売なんだから不特定多数を想定して文章を書く。これは、100%失敗するそうです。極意は恋愛した相手にラブレターを書くように、商売用の文章も書くことを誰か特定の人をイメージすると良いそうです。特定の人がいなければ、理想のお客さんを作り出してもよいそうです。

「言葉が世界を自分と世界を決定付けている。」
と、書くと大げさに聞こえますが、本書では虹の話で説明しています。日本人なら虹は何色か?と、尋ねられたら「7色」と答えますが、ヨーロッパでは「6色」なんだそうです。
なぜなら、ヨーロッパでは虹の色は6色しかないから。同じ現実世界を見ていても「内的世界」が違えば現実世界も異なって見えてくる。
つまり、「言葉によって世界の見え方が変わる」ということです。
これは、日頃の言葉使いによって自分の世界が変わるという意味でもあります。ポジティブな発言とネガティブな発言。一言一言だけなら対して差はありませんが、長い年月で自分や相手に言葉を浴びせつつけたらどうなるでしょう?
「だって、人間だもの悪口ぐらい口に出ちゃうよ」なら、それを打ち消す為に「人の良いところも口に出して褒めましょう」 これは実体験ですが、人の長所を見つけられる能力を養う訓練にもなりますし、思わず悪口が出ちゃった駄目だ! というネガティブ思考のスパイラルを断ち切れます。

それから、文書の上達はやはり文章が上手い人のマネを行うこと。著者はこんな体験したそうです。

「川端康成や夏目漱石といった文豪の作品をすすめてくれたのは、大学の先生です。
『きみね、外国語をやるんだったら、夏目漱石と森鴎外を読んでおきなさい。昔、日本で一番、英語ができたのが夏目漱石。一番ドイツ語ができたのが森鴎外。そのあたりの文章を読まなくて、どうするんだい?それで本を読んでいる気になっていてはダメだよ」といわれました」

このあと、今更、夏目漱石かよと思いつつも実際に本を読んだら、グイグイと引き込まれて無意識に文章を真似ていたそうです。
文章を上達するためには、文章が上手い人を真似て文を書く。スポーツを上達する為に秘訣と同じです。スポーツよりも敷居は低いですが、こうやって文章を書いてますと、上達するには根気は必要だと痛感しています。

最後に、言葉を使うことで大事なのは「イメージ」すること。自分がイメージできていない言葉には「力」ありません。力のない言葉は相手に伝わらないですし、相手も協力したいと思いません。
そして、人は「同調」しようとする力が絶えず働いています。それは、より力の大きい方へと同調する傾向にあるので、イメージを具体的に持つことがとても大切です。

言葉は、誰にも無料で自由に使えるものです。
ゆえに、ちゃんと使えないと力を発揮できないどころか逆効果になってしまう。
言葉をちゃんと使うためには、誰に言葉を伝えるのかを明確にし、イメージを持つことが大事である。
この本質をちゃんと抑えていないと、テクニックをいくら覚えていても意味がない。
これが、この本の伝えたいものとなっています。

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Posted on 2016/03/13 Sun. 12:30 [edit]

category: 実務・実用

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