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山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

精神科医が教える 1億稼ぐ人の心理戦術  



著者 樺沢 紫苑

”自分を幸せにするには、自分しかいない”

<概要>

『自分を幸せにするには、自分しかいない』
これを日頃の生活において気づくために、心理学的にこうした方がよい、これを8つの章で解説している本です。

第1章では、「人間関係の心理学」としてコミニュケーションの話。
 ・名刺交換をムダにしないための戦術
 ・クレーマー対策の基本的対応
第2章では、「成功の心理学」としてモチベーションと口ぐせの話。
 ・相手から好印象を勝ち取るための口ぐせとは
 ・成功するには年齢は関係ない。宮崎駿が成功したのは40歳から
第3章では、「失敗の心理学」として暴言・失言の口は災いのもとと危機管理の話。
 ・暴言・失言を行うのは「自己愛性パーソナリティ障害」のせい?
 ・口は災いのもとは心理実験で実証されました。
第4章では、「逆境の心理学」として、最悪な状況こそ唯一無二のチャンスにする方法の話。
 ・旭山動物園がなぜ日本一になれたのか?
 ・考えが煮詰まるのは当然、ではどうすれば脱却できるか
 ・集中・リッラクス・集中・リッラクスは映画007に学べ
第5章では、「時間の心理学」として、時間の節約と有効活用の話。
 ・時間をムダに使ってしまうテレビとうまく付き合っていく方法
 ・時間を有効活用するには、集中力をどう振り分けていくか
第6章では、「家族の心理学」として、仕事とプライベートは二者択一ではないという話。
 ・家族の絆は朝食にあり
 ・映画「幸せのレシピ」から学ぼう
 ・フランクリン・プランナーという手帳
第7章では、「健康の心理学」として、健康管理の話。
 ・日本では、精神科に偏見がある
 ・うつ病は、休養をとらないとよくならない
 ・酒を飲んでの悪口は、催眠状態でのネガティブ思考を植え付ける行為
第8章では、「ブームの心理学」として、人をコントロールする方法の話。
 ・ゲームセンターやパチンコが作り出している環境
 ・日本のブームの根幹に「中流」というキーワードがある

<感想>

まず最初に、タイトルの”1億稼ぐ”は本書の内容には完全に関係ありません。
お金儲けが目的の人は、買ってはいけない本です。では、本の感想に入ります。

自分を幸せにするには、自分しかいない。
「はじめに」では、映画の『カンフーパンダ』の究極の奥義は、すでに自分の中にある。
「おわりに」では、映画の『幸せのレシピ』、「幸せになるレシピがあるのなら、教えてほしいわ」「それは君が一番よく知ってると思うよ」

自分の外にあると思っていたものが実は自分の『内にある』これを気付けるかどうかが、より人生を歩くことができるかが決まる。
では、どうすれば気付きができるのか?
気付きを得るためのアドバイスとして、心理学や映画のエピソード、または社会事件や現象をからめて話を進めていきます。

初めて心理学系の本を読む方にはとっつきやすいかと思います。逆にこの手の本を読んでる人には物足りなく感じるでしょう。そういった意味では、タイトル付けが非常に残念でなりません。

とはいえ、なるほどな。と、思ったところもありました。第3章の失敗の心理学です。
経営者が手元にイエスマンだけ残した会社は駄目になるのは、「ディスカッション」が起こらないことから発展しないという切口には、なるほどそういう考え方があるのかと納得しました。
ブレーンストーミングで、気に入らない意見を尽く排除していくようなものですからね。
また、この手の輩は「自己愛性パーソナリティ障害」の可能性が高く、敵は排除するそうです。
経営者ならばその人物を「クビ」にし、国の支配者ならばその自分を「処刑」する。
ちょっと、薄ら寒い話ではあります。
また、暴言・失言については、「日頃からそういうこと口に出してるから」と思っていましたが、心理学的に分析すると「公的自己意識」が働いていない状態、いわゆる、誰も見てない場所で『本音』をぶちける状態になっているそうです。

そして、その「本音」が「侮辱」になっていたら、さあ大変です。
ラッセル・G・ギーン氏の心理実験でジグソーパズルを完成させる課題を与えたところ。
 1.絶対に完成できない組
 2.対人妨害を受ける組
 3.やり方に対して、非難、侮辱して屈辱感を与える組
 4.いっさいの妨害のない組
一番攻撃的になったのが、3番の「屈辱」を与えられた組でした。
そう、口は災いの元は科学的に立証できたのです。人を呪わば穴二つもこの原理なんでしょう。

それから、ストレス発散としてお酒を飲んでる人は要注意。
お酒を飲んでの愚痴というネガティブの思考は特に危険です。アルコールが回った酩酊状態は催眠状態に近いため、ネガティブの思考が自分の潜在意識にインプットされてしまいます。
潜在意識は、「主語」と「否定語」は理解できませんから、他人への悪口であっても、潜在意識は自分に対しての悪口だと認識します。本当に恐いですね。
また、アルコール依存症について私は勘違いしてました。アルコール依存症はアルコールの量とは関係なく、回数が問題だそうです。なんだかんだ、理由をつけて毎日アルコールを飲んでる人は予備軍かもしれません。
アルコールを飲まない日を作るのは、肝臓だけでなく心身にとっても安らぎを得られるでしょう。

金儲けに関係なく、<概要>でちょっと興味を持たれた方ならば、この本を購入しても損はしないでしょう。

自分は学びました、例え無駄な時間を過ごしたとしても「感想」をあげれば有意義な時間に生まれ変わるのだと。
「この世で最悪な状況」を経験しても「よーし、これをまとめて本にしよう」と出版してヒットしたら、1億稼ぐのも無理じゃ無いような気がしました。

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Posted on 2015/11/28 Sat. 13:21 [edit]

category: 実務・実用

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