山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?  



著者 林總

『会社は現金製造機』

会社活動とは「現金を製造することだ」この考えを基本として、会計と会社経営の神髄を伝えているところが面白いです。
本書は、亡くなった父親の後を継いで会社を再建する主人公と一緒に会計を学んでいく形式をとっています。

会計とは会社の写した合わせ鏡ではあるが、その鏡に写った姿は真実ではない。と、言い切ってます。
主人公はびっくり仰天。
「会計が会社の真実を現さないなんて、許されるのですか?」 
ビックリを通り越して怒り出す主人公。会社経営の基本として会計を学ぶ矢先に、こんなこと言われたら当然の反応でしょう。

「会計とは真実を追究するものではない。ルールに則ってそれを続けていくのが大切なのである」

逆にいうと、ルールに則ってさえいれば何をやってもかまわないのが会計なのです。
本書ではこれを「女性が化粧をするものだ」と表現しています。

会計は会社の主観が入ってる。したがって、だまし絵があるように一つの絵の中に別の絵をみつける眼力を養うことが大切だと冒頭で伝えています。
そう、主観によって利益は変動するのです。(ここポイント)


各章ごとの物語を通して「バランスシートの読み方」、「キャッシュフロー計算書」等のレクチャーがあり、章の締めとして解説が入ります。自然な流れで復習ができる構成にしてあるのは、素晴らしいアイデアです。

また、この本の面白いところは、粉飾決済を使った詐欺に騙された話が出てくるところです。
所謂粉飾決済の見破り方のレクチャーも出てきます。
この話をみると、いったん粉飾に手を出したら後戻りはできないことがよく分かります。
世の中の経営者の方々は、ご注意を。

それから、逆粉飾という手口もあるそうです。
なんで、わざわざ会社の経営を悪く見せる必要があるの? と疑問を持つ人もいるでしょう。答えは簡単です。
前期の決済を実態より悪くみせれば、今期の経営回復のインパクトを強くできる。いわゆるV字回復をよりいっそう強調できるのです。

著者は、日産のゴーン社長がこれをやったと推測してます。

会社経営の金の流れに特化した本となってる分、非常にわかりやすいです。
会社は現金製造機ということで、現金を生み出さないのなにか? ストレートに考えることができます。
そして、会計は万能ではないことも戒めています。異常な点を見つけることはできても、真の原因は現場に出て現物を見て、現場の人間の意見を聞くことが大事だと伝えています。

会社は現金製造機!

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Posted on 2015/08/15 Sat. 17:25 [edit]

category: ビジネス

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