山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

Smart thinking 記憶の質を高め必要な時に取り出す方法  



著者 アート・マークマン

≪こんな本です≫ 
スマート・シンキングは単なる知能のことではない。「記憶の質を高め必要な時に取り出す方法」とあるように、現在の知識を活用して新しい問題を解決する能力のことである。
例として、サイクロン式としてダイソンの掃除機がありますが、開発者のジェームス・ダイソンは自分の持っていた掃除機に不満を持っていたことから、サイクロン式を開発しました。ただ、サイクロン式の吸引器は存在しておりジェームス・ダイソンはは存在をしっていた。彼はスマート・シンキングを使って家庭用サイクロン式掃除機を世界に生みだしたのだ。

人は、実はできる限りものを考えずにすむよう作られている。そう、習慣化である。正しい思考をするためには、正しい習慣を持つことが非常に大切になってくる。
すでに悪い習慣を持っている場合は、それを無くすことはできない。無くそう無くそうと思っても確実に失敗する。では、どうするのか? 良い習慣で上塗りするしかない。
なぜ、正しい習慣に固執するのか、それは、習慣による行動の繰り返しが知識となり、この知識がスマート・』シンキングの礎となるからである。

知識と記憶は切っても切れない間柄。記憶には限界があることを知っておく必要がある。俗に言われているワーキングメモリーや記憶は紐付けで関連した方が覚えやすいなど。また、世界から自分が吸収できるものは、自分が考えている以上に少ないことも知っておくことが必要、なぜなら、自分の「知ってること」というフィルターを通して世界を見ているからである。

スマート・シンキングを実際に活用するまえに、因果関係の質を高める必要がある。実は私たちが思っているほど、因果関係の質は高くない。これは、人に説明をすることで確認することができる。
著者は、便器の構造についての説明で水が流れるまでの説明はできたが、また便器に水が貯まる仕組みについては説明ができなかった。
これは、「説明の深さの錯覚」という現象である。因果関係の知識は異なる知識の積み重ねでなりたっており、全体像においての説明では一部の知識の欠損があっても、概要は説明ができてしまう。概要やさわりの説明が出来ても、それは本質や因果関係を理解できたことにはならない。
この知識の欠落は、教えるということで対処できる。これは、人に対しても自分に対しても効果がある。
自分に対して教えることを、学習として習慣化することがスマート・シンキングが効果的に使える秘訣となる。

現在の問題点と過去に怒った問題点の類似性とその比較。これはすなわち、自分の持っている知識の応用である。
著書では、アルキメデスが国王より純金で作らせた王冠が、誤魔化されて不純物をが混じっていないか調べろと依頼された話をとりあげている。これは、アルキメデスの原理の話である。自分が風呂に入った時、風呂からお湯が溢れ出た現象と王冠の体積を量るための方法の類似点を見つけ出した。
過去の経験や知識はを類推(アナロジー)で表すと取り出しやすくなる。

スマート・シンキングの実践するための、思考法を常に向上させることが必要である。思考法を向上させるには、「質の高い知識」を取り入れること。それには、要約にまとめることが訓練となる。
また、満足できる答えをみつけるのには、自分自身を知ることが大切である。まずは、自分の「完結欲求」が高いか低いかを知ろう。
完結欲求が高い人は、選択肢を2,3検討してすぐに答えを決める。完結欲求が低い人はさまざまのものを比較検討して、行動を起こさずにぐずぐずと考え込む傾向となる。このどちらも、スマート・シンキングにおいて障害になる可能性がある。なぜなら、前者は新しい解決策を見つけられずに行動を起こす可能性があり、後者は解決する行動さえ起こすことができないからである。

≪感想≫
新しい思考や発想は、何もないところから生まれるのではなく、過去の経験や知識から生まれる。それを突き詰めていくのがスマート・シンキングの神髄だと感じた。

この過去の経験や知識は、自分自身のものでなく他人の経験や知識も範疇に入る。特に他人の経験や知識を質の高い自分の知識にするためには、さわりではなく深く本質を理解することが重要となる。
なぜなら、人間は世界というものをありのままに受け入れるということはせずに、自分の知識に照らし合わせて見るという習性があるため。
悲しいけど人間は、見たいものを見、見たくないものは見ないを無意識に行ってしまう。これは、思考においても逃れることができない習性である。だから、率先して知識の質を高めることができなければ、情報の洪水に流され翻弄されることは明白ではないだろうか。

インターネットやソーシャルネットワークは、玉石混淆な情報を取得することがメリットでありますが、公平性は簡単にブロックできるというデメリットが問題になってきていると感じている。特に最近は単なるデマではなく巧妙に相手を騙す手口の情報が流されていますが、質の高い知識をもって因果関係をチェックする能力が今後求められていくでしょうし、自分を守る上で必須の能力になるであろう。

また、本書では思考の土台となるのが知識であると伝えている。これは、コンピューターがチェスの王者をやぶる過程で人間のプレイヤーを分析して分かったことである。思考とは才能ではなく技能である。技能であるから、修練すれば誰でも上達することは明白である。

逆に日々思考を鍛えてる人間と鍛えていない人間の差はますます広がるばかりであるという現実。
才能が無いと喚いている人ほど、思考を鍛えることが大事である現実。

「才能がない」を言い訳にして、何もしないことは『罪』である。

ぐらいの気概はもつべきである。

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Posted on 2015/03/29 Sun. 13:47 [edit]

category: 自己啓発

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