山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

データを正しく見るための数学的思考(数学の言葉で世界を見る)  



著者 ジョーダン・エレンバーグ

 数学は生活に必要か?
「この先、これを使う必要があるんですか?」
 古今東西、数学の時間に生徒が思う言葉であろう。本当に口にするかどうかはともかく。
 この本のプロローグはこんな感じで始まります。

 このように書きますと、教師と生徒の対話形式で物語りが進んで行くように思うのでしょうが、残念ながら「ブラハム・ヴァルトと見えない弾痕」でこの流れは終わりです。さて、「ブラハム・ヴァルトと見えない弾痕」では「目に見える結果は、必ずしも真実を伝えない」を証明した実例であります。

 また「みんな大好き宝くじ」の話もあります。基本的に宝くじは儲かりませんと本著では言い切っています。数学を使って証明しています。だけども買うほど儲かる宝くじが実在していることを数学を使って発見し、組織的に宝くじを購入して金儲けが行われた実例が紹介されてます。
さらに、本著では世論がない。と、言い切ってもいます。実例がアメリカの大統領選ですので日本人にはピンと来ない部分もあるのですが、選挙のルール、所謂投票のカウントにおけるルールによっては勝者が変わることを数学で証明しています。
 特に1対1ではなく、特に3人目が弱小の三つ巴ほど効果が高くなります。これは人間特有の問題ではなく、変形菌という細菌も同じだよという事実にビックリしました。ある意味、生物にとっての普遍の法則なんでしょうか。残念ながら本著ではそこまで深く立ち入ってはいませんでしたが。

 数字は嘘はつきません。しかし、扱う人間によって真逆の意味を持つのです。そう、正反対の意見であっても、どちらも正しいという状態になるのです。では、なぜそのような状態になるのか? それはただ、どちらも不完全なのです。その不完全さを見抜く為には数学的思考が必要になるのです。
スポンサーサイト

Posted on 2017/09/25 Mon. 16:39 [edit]

category: 一般・教養

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://yamakatsuda.blog.fc2.com/tb.php/107-2d3daa18
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top