山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

天才数学者たちの超・発想法  



著者:柳谷 晃
タイトルを見て皆さんは、どのように感じましたか。
世間一般では学問である数学は一部の天才達が造りあげてきて、一般人には縁がないもの・・・・・と、思ってないでしょうか。
本著では、この考え方を真っ向から否定しており、現在、そのような考えが蔓延しているのは数学者の怠慢だと手厳しく批判しています。
また、数学の一般への応用について「機械を使えば簡単」という考えは、現代人のうぬぼれとだと、数学者以外に対して手厳しくもあります。

この本は、数学の歴史を紹介していますが、生活にどのように役にたってきたかに焦点を当てています。

「0」を発明したのはインド人ではあるが、それより遙か昔、バビロニア人は「ゼロの概念」を使って計算をしていた。という話を、小学生向けの講演で行うと、「混乱する」とクレームを入れる親。子供が理解できればいいのだからと思っていると、同じ教育関係者からもクレームが入るそうです。大丈夫か日本?

小学生向けの授業は「簡単」だから行っているのではなく、「学問の基本」を小学生に教えている事実に気付いていない人が多すぎるとのこと。
このことで思い出したのが、「小学生がかけ算を使って回答した問題に、教師が「×」に対して「これなに?」とコメントをつけて不正解」した話です。
この投稿に対して閲覧者のほとんどが教師を批判していましたが、誰も「テストの目的が足し算を理解を計るもの」ではないのか?と、誰も言及していないことに恐怖を覚えました。
テストとは行った授業に対してのフィードバックの一つです。いくら正解だからといって、答えを導く過程が授業となんの関連性もなければ、授業を理解できていないと見なして不正解にしたことは批判される謂われはないと思うのですが。
ネットの声を後押しされて、学校にクレームを入れる親御さんがいたとしたら、他人事ながら恐怖を感じてしまいました。

話を元に戻して、論理思考についても語られていました。「数学の論理」と「スピーチの論理」は、全くの別物であるから、数学を一生懸命にやっても、論理的に話せるようにはならないそうです。「数学を勉強すれば、論理的思考が身につく」という発想は短絡的なのだそうで、皆様気をつけましょう。
本著では、「歴代の数学者達が、頭を抱えて込む発言だ」と表現をしており、それはあんまりだと読んだ瞬間はそう感じましたが。よく考えれば、「論理的思考」と「相手に理解できるように話す」技術は別物ですね。

この本を読んで、数学の歴史を学びつつ著者のボケ・ツッコミを堪能していくと、今まであった数学のイメージが粉々になっていく感が、読んでいて楽しかったです。
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Posted on 2017/08/27 Sun. 15:05 [edit]

category: 一般・教養

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7日間勉強法 ~効率よく短期集中で覚えられる~  



著者 鈴木秀明

この本は、試験勉強のための方法論を説いてます。
試験というと受験や学生がやらされるテストを思い浮かべる人がいるかと思いますが、社会人になってもさまざまな資格を得るために試験を受ける必要があります。この本はあえて試験対策に的を絞った勉強法となっています。そして、著者である鈴木氏も、「この勉強法は、思考を高めるためのものではない」と明言しています。

短期で結果を出すためには「戦略」が必要である。
結果とは、試験に合格する条件を知る必要がある。
過去の問題集を収集分析して、出題されていない範囲は勉強しない。
過去問題は理解するより、暗記しよう。
隙間時間に勉強するのではなく、勉強時間を割り当てるよう生活を見直そう。

これらのことは、著者が受験勉強で東大に現役合格して、現在さまざまな資格を500以上とったことから、確立した勉強法ですから説得力があります。そして、ああ、確かにこの勉強法は試験対策に特化したもので思考を高めるものではないと理解できました。
だからといって、この勉強法は効率は高いのは確かですから、覚えたものを忘れない工夫をすれば良いのです。また、仕事に必要な資格を取るためにこの勉強法を取り入れたとしても、仕事においてこの知識を活用していくことで思考を高めるチャンスはいくらでもあります。
要は一つの勉強法に固執してしまうことこそ、危険ではないかと思うのです。

勉強は戦略であり、「なんの為の勉強か」によっては、一夜漬けといった即席の勉強もありですね。

Posted on 2017/08/12 Sat. 18:37 [edit]

category: 自己啓発

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