山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術---信頼関係を壊さずに最大の成果を得る6原則  



著者:ローレンス・サスキンド

個人的な交渉ではなく組織の代表者に向けた交渉術

<こんな人にお勧め>
WinWinの考えは理解できるけど、利益をあきらめないといけないの?と疑問に思ってる人。
会社では事業部間での調整者
同業者による寄り合い等の組織の議長
サークル、グループの代表者
セールス、バイヤーの方

<こんな本>
交渉においてWIN&WINを築くのが当たり前という風潮の中、実際問題相手に何処まで譲っていいのか?
組織の仲間にこの判断が納得するのか?
新しい問題が浮上してきた事に対する指南書。
各章毎にまとめられています。


<感想>
プロローグでは、著者が何の準備もなく別荘の買取の交渉の場に立たされて難儀した、昔話から始まります。
普通は、これは個人の交渉のスキルあげるものだと思いますよね。でも、実態は違います。

組織の交渉を滞りなく進める為の、思考と手段と仕組み作りに焦点を当てています。

個人的な交渉においては、第三者を代理人として交渉に挑め的な話です。
スキル向上を考えていた人は、肩透かしを食らうと思います。

とはいえ、個人的に生かせる話もあります。
順調に契約更新されていたものが、ある日突然無理難題の条件を突きつけられた場合。
担当者の手柄欲しさによるスタンドプレーなのか?
それとも、組織的プレッシャーが担当者に掛けられているのか?
目先の条件に振り回されたから、交渉は失敗するのでその対処方法が書かれています。

組織的プレッシャーに晒されている担当者は、個人的に敵対関係となっているわけでない事に気付くことが大事であり、そこを突破口にするわけです。
目に見えている問題が、実は本質的な問題に気づけるかどうかが、交渉を成功させられるかが鍵となります。

再度繰り替えますが、この本は組織間の交渉をメインに書かれています。
個人の交渉と組織での交渉では、考え方から心構えも異なってきます。
今まで、交渉に関して本を読んだけど効果がない!! と、いう方には思わぬ発見があるかもしれませんが、個人のスキルをアップすることを目的にしてる人には合わないと思います。

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Posted on 2015/05/27 Wed. 22:58 [edit]

category: ビジネス

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経営幹部100の兵法  



著者 大橋武夫

”もっと早く出会いたかった本である”

<こんな人にお奨め>
・会社の経営者はもとより、起業家を志す人
・社会人における人間関係を見直したい人

<こんな本>
経営とは会社という組織を運用していくための「統率力」が肝である。
経営幹部が取り組む必要がある「統率」を中心にした諸問題を、古今東西実例や著者の経験をテキストにしたものである。
経営幹部の心構えとして、ロックウェル社長のウィラード・ロックウェル二世氏の「社長の十二の帽子」や文化人類学者の川喜田二郎氏の社長像を紹介している。

川喜田氏の社長像
「問題提起は芸術家のように、現状把握は科学者のように、本質追究は哲学者のように、構想・計画は政治家のように、手順化においては技術者のように」

会社を動かす情報活動として、情報は取引材料となる。情報を取り扱う時に先入観があると大事なものを見落とす。
情報が取引材料となれば、取引が有利に進めようと考えるは人の常。会社の首脳部から情報を引き出そうと目指してくる人物は、外見内容ともに一流の人物だと警戒しなくてはならない。
また、情報を盗まれる危険に対してでなく、情報を入手する側にたった場合の心構えも教えてくれている。

人の上に立つ者は、部下の誰よりも「責任観念」は劣ってはいけない。
責任観念と信念が失われた瞬間、幹部との価値は消失する。とくに、経営者の責任観念は会社の運命を決する。
ただし、これが自己満足になってはいけない。「俺がいなければ、会社は潰れる」という自信満々に語ることはよいことだが、他人がそうおもってなければ、「単なる邪魔でしかない」。
日々、自分を省みて「自分が会社を辞めた方が、会社はよくなるのではないか?」自問することが必要である。

指揮とは、計画をたて、これを実現するよう部下を指導することである。計画をたてるには、体勢を達観し、いろいろと考案を練り、あの手この手を使って、総合効果をあげることを考えることである。
計画は一見して内容が飲み込めないと意味が無い。細部を丁寧に読み終わって、内容が理解出来るような計画は実用にならない。

指揮の方法、「訓令」「命令」「号令」とある。発令者の意図が伴っているのが「訓令」「命令」であり、「号令」は発令者の意図が伴わない。
部下の人数が多くなり、仕事が忙しくなった時、部下が思うようにならないと腹を立てている幹部は、たいてい号令で人を動かそうとしている。

経営の戦略としては、中国や日本の戦国時代の事例を出して説明している。

<感想>
目から鱗が落ちました。
古典は人生のバイブルとよく言われますが、昭和四十年代に書かれた本とは思えないほど、21世紀の今の時代にも十分に活用できるものとなっています。
ドラッガーと同じように、この本が最近執筆されたのでは? と、勘違いしてしまいそうになります。
著書の大橋氏は戦中では陸軍中佐、参謀を経験、戦後では倒産した時計会社を再建したという経緯をもっています。
陸軍の参謀となれば、作戦が漏れれば部下が死ぬ。という立場にあったためか、情報漏洩に関しては他の本とは比較にならないほど丁寧かつ詳しくそして、量も割いて書かれています。

・社長の意図を探るには、社長の行動(車の追跡)を行えば見えてくる。
・新しい行動を起こすには、通信相手通信量が普段と異なる。
・他社の動向を探るために外部の組織を使用する時、欲しい情報をそのまま伝えると、その動向を相手に売られる。
・情報収集は中途半端が一番よくない。些細で価値のない情報でも対価を払うことに抵抗があると情報収集は失敗する。

などを、本当に懇切丁寧に具体例をあげて説明してくれています。

本著は古いですから、SNSについては書かれていませんが、SNSに絡めて考えると恐い発見があります。

例えばある経営幹部が海外の市場調査をプライベート旅行を兼ねて行ったとします。
これは、SNSで発信したとしたら足跡を追うのは簡単です。
そして、その足跡を別のデータと照らし合わせることで、市場調査を行っているのか下請け会社の開拓を行っているのか、それとも資材の調達先を調査しているのか。に、当たりをつけることができます。

最近の情報は、盗まれたことさえ気付かないことがあるため防衛することが本当に難しくなっています。
この辺は、コスト削減の旗印でクリティカルな部分である部署を外部に委託する経営者に本著を読ませたい。


話は変わりますが、著者は会社の経営の立て直しで相談を受けることが度々あったそうです、相談の内容を聞いて大半はこう思ったそうです。

「あなたが経営から手を引けば、会社は建て直しますよ」と。

会社経営者は常に勉強することが必要である。時代や会社の規模が変われば経営を代えなくてはならないが、経営者が勉強不足だとそれができない。故に経営者は誰よりも勉強を続けなければならない、そしてそれができない場合は、引退するべきだと。

この辺は、スポーツで顕著ですね。選手の入れ替えをしなくても監督を代えただけで、戦績が大きく向上することは珍しくないのですから。
そして、リストラ策による経営立て直しも全体的な目で見れば、失業者が増やす政策である。つまり、市場のパイを小さくする経営判断を行っていると、どれだけの経営者が気が付いて行っているのか?

【悲報】人間は成長やめた瞬間、陳腐になる運命からは逃れられない。
【朗報】勉強やめなければ、成長は止まらない。

特に、黒字で会社が成長している時は、一番危険な時である。部下は苦言を言いにくいし、銀行はお世辞を言ってくるようになる。
チェック機構を設けるには、お金があっても銀行から金を借りること。金を貸す時はどんな銀行でも真剣になって真実を言ってくれるから。
これは、銀行を顧客と見立てての事業を売り込むためのシミュレーションとして活用すれば、甘い見通しでの見切り発車は防げそうです。

最後に、電子書籍化されて初めて本著と出会えた自分が言えることではありませんが、もっと多くの人に読んで欲しいと切に願わないでいられない本と出会えました。

Posted on 2015/05/24 Sun. 13:07 [edit]

category: ビジネス

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大空のサムライ  



著者:坂井三郎

”第二の天性を育てるこそ、強み”

<こんな人にお奨め>
・漠然と戦争は悪いもので、思考が止まってる人。
・仕事や人生において、自分の壁にぶつかっている人。

<こんな本>
坂井氏が戦争中の半生である手記をしたためたもの。
世界が坂井氏の存在を知らしめた本であり、「日本人だって人間なんだ」と、当事敵国だったアメリカに衝撃を与えた本。

<感想>
『「あとがき」に代えて』は絶対に読んで貰いたい。
ドラッガーでも「自分の強みを生かす」が大切だと説いてますが、まさに坂井氏の半生はこれの実践でした。
当事、レーダーがない戦闘機どうしの戦いでは、相手より先に見つけることが非常に大切です。

いわゆる「視力の良さ」が強みなわけです。

そういうわけで、視力が悪くなるような生活はしない。視力が良くなるように生活に目が良いものを取り入れたそうです。
遠くの緑のモノを見るのが目に良いならば、時間を作って遠くの緑色のものを眺め。
視力がよくなれば、昼間でも星が見えると聞くと、昼間に星が見えるように訓練を施すなど。
(ちなみに、視力がよくなると昼間でも星を見ることができます。私は小さい星こそ見ることはできませんが、昼間の青空に浮かぶ白い影である月は見ることができます。視力が良くなると星もあのように見えるそうです。)

視力の他にも、戦闘機で必要な能力があれば、日常の生活に取り入れていったそうです。



また、心構えの点でも「1対15」という圧倒的劣勢でも、状況を冷静に分析することと「最後まで諦めない」ことが生き残ることができたと仰られています。

「あきらめたら人生終了」の場面はそうそう体験はしないでしょうが、「あきらめたら試合終了」や「あきらめたら信用失墜」は生きている上で、そういう場面に遭遇するでしょう。
「あきらめない」為にはどうすればいいのか? 

やはり、日々、自分に自信をつけるための「自分の強み」を成長させる必要がある。

これに、つきるのでしょう。

Posted on 2015/05/17 Sun. 11:27 [edit]

category: 一般・教養

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本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント  



著者:松岡修三

”自分を幸せにできるのは、自分だけである。だから、人間は誰よりも自分という存在を知らないといけない。”

<こんな人にお奨め>
・日々ストレスと闘ってる人
・自己コントロールを行いたいと思いつつ、どうすれば分からない人

<こんな本>
・自分自身を理解するためには、「自分の取扱説明書」を作成するのが早道。
・ストレスが貯まることは当たり前のこと、ストレスからのリカバリーが肝心。
・決断力は日々の生活で鍛えれる。
・「頑張る」ことはカッコいい。
・「真剣」と「深刻は」紙一重
・良い条件が良い環境とは限らない。
・「坦々と同じことを反復していける人は強い」。繰り返しを新鮮に感じるコツとは。
・「立ち止まり」の時こそ気付きがある。
・自身がテニスプレイヤーだった時の経験だけでなく、キャスターとして世界と戦ってるスポーツマンを通して戦いとは、最終的に自分とどう向き合うべきかを教えてくれる本。


<感想>
松岡修造さんは暑苦しいというイメージがありますが、このご時世にエネルギッシュでありながら、礼節を重んじる人柄が好かれているかと思います。これは、本著においてもその人柄の良さがでています。
少し古い本ではありますが、東日本大震災直後に書かれており困難に打ち勝つためにエッセンスが詰め込まれています。

人はみな自分のことが分かっているようで分かってない。家電製品も取扱説明書を読んで初めて気付くことがあると思います。この例のように「自分の取扱説明書」を読んで初めて気付くことがある。では、どうすれば「自分の取扱説明書」を手に入れることができるのか?
松岡さんは、日記をつけることを推奨しています。
 ・気分が落ち込んだこと。
 ・気分がよくなったこと。
 ・何をしたら体調がよくなり、又は悪くなったか。
時系列でまとめておくと、客観的に自分のことを知る手助けになるとのこと。

「真剣」と「深刻」は紙一重のことですが、プロスポーツで「楽しんでプレー」をすることにおいて怒る人がいるそうです。怒る理由が、「真剣」にプレーを行っていないと感じてるそうなのです。松岡さんは、「真剣」と「深刻」が紙一重であると感じおり、不安や恐れを払拭して集中するために必要である。そのため、「楽しんでプレーをする」行為を批判するのは間違っていると論じています。
この辺は、自分も同じ考えです。「楽しむ」ことは、仕事を行う上でモチベーションや努力する上で必要なことだと日々感じています。本番において「楽しむ」くらいの心の余裕を持つことは非常に大切なことだと思います。

良い条件が良い環境ではない。これは、北京オリンピックで銅メダルをとった松田丈志選手のエピソードで語られています。本当の自分がやりたいことを聞くことを怠ると、自分探しの迷路に陥ってしまうとのこと。
日記や「自分の取扱説明書」を用いて自分と向き合う時間を作ると、自分の心の声を聞く力が養われるそうです。
この辺は、本当に反省の反省を行わなくては。特に昨今ですね、自分の心の声を聞くようになったのは。

己を知り敵を知れば百選危うしからずという言葉あります。この己を知ることは、非常に大切です。自分を過大評価もしなければ過小評価もしない。自分の欠点は自分の長所を伸ばすことで欠点を克服していく。
長所を伸ばすために、頑張ることはカッコいいことであり、頑張るということは坦々と反復することを惜しまないことである。
・・・まったくもってその通りだと納得してしまいました。

言葉は願掛けでもあり、呪いでもある。だから、ポジティブの言葉は口にだしてはいけない。
やることをやって、それでも状況が変わらなかったら。リズムやテンポに変化つけるという全く新しいことを行う勇気も必要である。

「有り難う」と「難有り」
松岡さんの交友の中でプロ意識が高い人ほど「感謝する」気持ちがあるそうです。困難とは出会いたくないは「本音」としてはそうです。しかし、困難があるから、知恵を絞りたくましくもなるという事実も忘れてはいけない。
そして、その困難に乗り越えたのは自分自身だけの力だけではない、だから感謝する。

本書では、イチロー選手の話が出てきますが、イチロー選手は本当にグローブやバットを大切にするそうです。イチロー選手の練習はストイックで有名ではありますが、彼が活躍できるのはグローブやバットという道具があるから。

感謝の言葉である「ありがとう」は漢字を入れると「有り難う」。「難」が「有」る時ほど感謝の気持ちを忘れないことが大切であるということでしょうか。
そういえば、イエスキリストも「汝の敵を愛せよ」という言葉を残しています。

人としての心持ちとして、本当に大切なことなのかもしれません。

Posted on 2015/05/10 Sun. 17:02 [edit]

category: 自己啓発

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2015年版 「しないことリスト」  




著者:中島孝志

”やらないことを決めることも戦略である”

<この本を読むべき人>
○優先順位をつけてToDoリストを作ってるけど、それでも時間が足りない人。
○生活を抜本的に変えたいけど、何から手を付けたらいいのか分からない人。

<こんな本>
まさに「コロンブスの卵」発想の転換で「戦略的に間違った行動」をリストアップして、それを実行しようが本書の言いたいことです。

従来のToDoリストはやるべきことの優先順位を決めてリストを作成します。
これは、優先度の高いものから行動を移せ、重要度の高いもののやり残しを防げるという非常に強力なツールでした。
非常に強力なToDoリストですが、これには一つ思わぬ落とし穴がありました。
本書では、アイビーリーとチャールズシュワップの話で紹介されてます。それは、大胆な革新や革命が起こせずに時代の流れに取り残されてしまったのです。

発想の転換で、「~しなくてはいけないこと」から「~してはいけないこと」に注目して、ピックアップしたリストを作り、現在の生活に取り込まれている「やってはいけないこと」や「しなくても影響がないもの」を排除していく考え方なのです。

<感想>
著者の中島氏は、プロならばサービス残業をするな、残業代を請求しろと断定しています。仕事を家に持ち帰るなんてとんでもないとも。そう言いながらも、家に持ち帰るべき仕事のヒントは教えてくれています。
仕事にはプランニングとオペレーションに分けることができます。
 プランニング=企画、計画、設計
 オペレーション=実施、行動、展開
プランニングであるアイデアを考える、そのための勉強、人と会って情報収集や議論は家でやれと言ってます。これを企画書の形にするのがオペレーションでオフィスでやれと。

この辺、全面的に賛成できるものではありませんが、確かに考え方がいびつになると余計な仕事を抱えこむというのは経験上体験してきました。今は、休日に仕事のことは考えることはあっても休日に実務を行うことはなくなりましたね。

「運」とは人と出会うこと。これは、「データの見えざる手」でも「運」とは人との出会いだと科学的分析を行っていました。運とは人が与えてくれるもの。
この辺は、自分の実体験で納得できるところがあります。
 ・自分と似た価値観の人からは、励ましてもらい。
 ・自分と異なる価値観の人からは、気付きをもらい。
読書の感想文をあげるようになったのも、その人達のおかげなのですから。

最後に「努力は掛け捨て保険のようなもの」について。
努力は必ずしも報われるものではありません。しかし、努力すること事態はムダにはなりません。
努力は例え目的が達成できなかったとしても、貴方の血と成り肉になっているのですから。
そして、努力とはもしもの時のミスや失敗を防ぐものだと認識すれば良いのです。

Posted on 2015/05/09 Sat. 08:53 [edit]

category: 実務・実用

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉  



著者:小倉広

”世界は信じがたいほどシンプルだ。では、何が複雑にしているのか?”

<こんな人にお奨め>
○アドラー心理学に興味があって、アドラーがどんな言葉を残したかを知りたい人。
○アドラー心理学の辞書的なものが欲しい人。

<この本は避けた方が良い人>
○アドラー心理学の本質を深く知りたい人。

<こんな本です>
アルフレッド・アドラーが残した言葉に著者の小倉氏が解説をつけている本です。

<感想>
アドラー心理学の考えはいたってシンプルです。
世界に意味づけしているのは、すべて人間である自分。
そして、すべての問題は対人関係に起因すると。

私によっては、前書きの「自己啓発の父・アドラーはなぜ無名なのか?」を読んで引き込まれました。
そして、なぜ無名なのかは次のエピソードで納得しました。

アドラーの講演を聴いた聴衆の質問
「あんたの話は、あたりまえの話(コモンセンス)ではないか?」
アドラーの答え
「それで、コモンセンスのどこがいけないのか?」


最後に気に入った言葉を紹介して感想を終わります。

『怒りなどの感情をコントロールしようとするのは無駄である。
感情は「排泄物」なのだ。
「排泄物」を操作しても何も変わらないだろう。』

思い切り、泣いたり、笑ったり、怒ったりした時はスッキリしますからね。
怒りの感情は悪いといいますが、怒った後は排泄物をトイレで流してそれっきりすれば良いこと。
確かに排泄物を流さないでいじり回すことは、不健全です(笑)
感情は暴走させて、人を傷付けさえしなければ、大いに発散するべきものですよ、感情は。


Posted on 2015/05/07 Thu. 22:27 [edit]

category: 自己啓発

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ZERO to ONE  




著者:ビーター・テール、ブレイク・マスターズ
訳者:関美和

君はゼロから何を生み出せるか”

<こんな人向け>
・起業家や企業志望者
・企画や計画立案者
・自分を成長させたいと思ってる人

<こんな本>
○未来を作る進歩は水平進歩と垂直進歩がある。
○新興国は未来があり、先進国は発展が終わった国と錯覚してないか。
○ITバブルの終焉、そしてその反省は間違いばかり。
○幸福な企業はそれぞれ違う。
○独占を行ってる企業は自分を守るために、さまざまな嘘をつく。
○イデオロギーとしての競争。競争に勝たないと富が得られないと勘違いしてないか?
○人生は宝くじではない。
○人はみな投資家(生きていくうえで、選択や投資を行っている)
○人間は全てを知ってると思うことは、傲慢である。
○すばらしいモノを作れば、みなそれを買ってくれるのだろうか?
○今こそ、人間と機械は手を組むべきである。

<感想>
なかなか、面白い読み物でした。
企業における投資も自分自身への投資もなんら変わらない。生き延びていくためには、選択して成長をしていかなければ価値は下がっていくのですから。
では、自分の価値を下げないため成長するにはどうするべきか?

成長にも水平方向と垂直方向があります。
企業でいえば大量生産、グローバリズム、製品の改良といったものが水平方向のもの。個人でいえば、英語(いやゆる外国語)取得、仕事の改善とかいったところでしょうか。新しいことではありますが、他人が簡単に真似ることが水平方向。
これが垂直方向になると、タイプライターがワープロに変わったようにテクノロジーによって全く別物に変わるものとなります。個人でいえば国家資格をとって仕事に利用するとか転職するなどいったところでしょうか。

もうすでに、パイが無限に膨らんでいくという時代は終わりました。いまだにイデオロギーとして我々の思考は、利益は戦って勝ち取るものだという思考に汚染されたままであるとこの本は警笛を発しています。
簡単にいうと、ライバル企業がある商品でヒットを出したからといって、水平方向的な考えでライバル商品の改良で競争を挑む戦略は間違いということです。
競争の激化のすえ、シェアをとったとしても収益は悪化するからです。
この辺は、実際に液晶テレビやスマートフォンで現実に起きていることです。

では、戦わずして利益をどう得るのか? それは、新天地に旅だって独占を謳歌すればよい。
ええ!! 独占って悪いことじゃないの?
はい、世間では悪いことです。ですから、あらゆる嘘を駆使して独占企業は自分を守るために自分は独占企業でないよう数字や統計を駆使するかを紹介しています。この本ではGoogleが標的としていろいろ分析しています。

カルトと常識の線引きはどこで決まるのでしょう。カルとの中で一般人が受け入れたものが、常識となり否定されたものがカルトのままとなる。
これには、ちょっと背筋がゾクッとなりました。確かに天動説や地球は球体でなく大きい皿のようなもの。これが常識である時代が確かにありました。
さてさて、今我々が常識だと思ってるものが、果たして未来でも常識であると誰が保証できるのでしょうか。

本当に面白い読み物でした。我々が未来へ成長するためには、時代の流れを感じる必要があり、大量生産大量消費の時代から新しい新天地へ旅立つために、我々は進歩しなければなりません。
今、日本を初め少子化が問題とされてますが、今後のエネルギーや資源のことを考えると少子化による人口減少はむしろ問題解決の糸口になるのではないでしょうか?
少子化だ!大変だ。人口が減る移民受け入れようは水平的考え、あるいみ問題の先送りに過ぎません。
この時、垂直的思考で動いたものが時代のパイオニアになれるのでしょう。

Posted on 2015/05/05 Tue. 08:58 [edit]

category: ビジネス

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3分以内に話はまとめなさい  



著者:高井伸夫

<こんな人にお奨め>
・決められたスピーチの時間がいつもオーバーしてしまう人
・スピーチを頼まれても、話すことがまとめられなく、結局思いついたことを延々と話してしまう人
・自分ではいいこと言ったはずなのに、相手の反応がいまいちな人
・人前であがってしまって困ってる人

<こんな本です>
”長い話は嫌われる”
スピーチを聞く立場では、重々知っている真実があります。これが、なぜか話をする立場になるとこの真実を忘れてしまう世界の七不思議が存在します。
種明かしをすれば、立場変われば考え方が変わる。これが全てではありますが、分かっていても止められない。が、多くの人のジレンマだと思います。

まず、「話を短くする努力」が必要です。そう、話を短くするには努力が必要なのです。

○800~1000文字を3分間で読む訓練
○結論から話す(聴く人に対して話のゴールを教える)
○人は説教大嫌い、感動大好き
○成果主義とは可視化が必要。言葉よりも行動で示せは古いし評価されない。
○話が納得できない三大理由 1)信じられない 2)理解できない 3)興味なし
○人に気に入られる話し方は、第三者の存在を意識しなさい
○沈黙も立派なスピーチのスキル
○「立て板に水」の話し方は、以外と評判が悪い話し方
○「思い上がり」「見下し」は嫌われます。相手の面子を潰してませんか?

<感想>
話を短くする努力として、技術的な訓練は800~1000文字を3分間で原稿を読む技術を養うこと。ただ、流暢に話をする必要はないそうです。逆に立て板に水な話し方は評判が悪いとのこと。人まであがってしまう人でどもったり、話がつまずいてしまう人には朗報ではないでしょうか。

結論を先に言うのは、着地地点を明確にすることで聞き手の負担を減らす効果があります。また、時間切れになったとしても、結論を伝えられなかったという最悪の事態は防ぐことができます。

この本でなるほどと思ったは、1対1の話でも第三者の存在を意識して話をするということです。自分の立場と相手の立場だけでなく、第三者がどう思うか? いわゆる観客的な視点を保ち続けるということです。
なかなか、難しいことですが、これは意識するしないだけで大きい差を生むのは確かなので実践していきたいです。

ソフトな話し方での効果として、ベンジャミン・フランクリンの話も為になりました。ベンジャミン・フランクリンという人は実用主義のプラグマティズムの権化みたいな人なんです。ある日、話し方が横暴するぎると指摘され、ソフトな話し方をするよう努力しました。

そうしたら、
「人との話がスムースになった」
「反対されることが少なく、自分の意見をよく聞いてくれるようになった」
「間違って恥をかかなくなり、説得力も向上した」
と、なったそうです。

話し方で、話の内容を聞いてもらえるチャンスを生かすか潰すかが決まる。本当に恐いことです。
話の内容さえ正しければ同意してもらえるという考え方を、根本的に改める必要をいっそう感じました。


Posted on 2015/05/04 Mon. 11:11 [edit]

category: 実務・実用

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