山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

ソニーEマントレンズ 完全レビューブック PHOTO YODOBASHI SHOOTING REPORT  



制作 PHOTO YODOBASHI編集部

 本書は、量販店であるヨドバシカメラがレンズの紹介を兼ねた写真集です。
すでに、ニコンやキヤノンのレンズを紹介されたものは出版されており、今回は待望の第3弾となります。
 量販店の多くはメーカー側が用意したサンプルを使用して販売をすることが多いかと思いますが、ヨドバシカメラは、インターネット上で自分たちが撮影した写真を使い、さながら写真展のごとく作品を紹介しています。この写真はこんな機材を使いました的にゆるいレビューですので、見ていて心地がよいのです。
 作品の紹介やバックボーンを読んでいると、本当に写真撮影が好きなのだと伺えます。

ホームページはこちら
http://photo.yodobashi.com/index.html

 さて、今回は単純にホームページの焼き直しではありません。本の構成を大きく分けると、「ギャラリー」「開発者インタビュー」「レンズ実写レビュー」となります。
 ギャラリーもテーマを決めてから撮影したという本気ぶりで、テーマは4つから成り立っています。

 ロシアより再び愛をこめて
 Swan Song
 絶唱 隠岐の島ブルース
 face

 「ロシアより再び愛をこめて」は、撮影者はロシアへは2度目だそうです。夜景を中心にロシアに日常を写しとった作品となっています。
 「Swan Song」は、タイトルどおり白鳥を題材にした作品です。撮影者は日本野鳥の会の会員だったりするので、写真をみたらビックリすると思います。
 「絶唱 隠岐の島ブルース」は隠岐の島を舞台にした、ポートレートに限りなく近いスナップ作品になっています。赤ちゃんをおんぶしたお母さんとおじいちゃんの対比が面白い作品になっています。
 「face」は完全なポートレート作品となっています。

 開発者インタビューでは、光学系と駆動系の二人のから話を伺い、レンズの制作の企画から光学系と駆動系の設計者がどのように絡んでいくかを聞かれていました。
 レンズ実写レビューは、ソニー製品のみのレンズだけでなく、サードパーティー製のレンズも紹介されています。

 もう一度言いますが、これらの写真はメーカーやプロカメラマンにお任せして用意したものではありません。
ああ、素人の自分でも頑張れば、このくらいの写真は撮れそうだと勘違いしかねないところが素晴らしいです。

 最後に、あまりソニーのカメラに詳しくない人の為に、ソニーはレンズ交換式デジタルカメラを2種類販売しています。一つはコニカミノルタのカメラ部門の資産を受け継いだ「Aマウント」のカメラ。そして、ソニーの独自規格の「Eマウント」のカメラです。
 Eマウントは、Aマウントをブラッシュアップされた規格のため性能だけでなく、小型軽量にも多大な貢献をしています。
カメラ部門に関しては、ソニーは気持ち悪いほど本気を出している状態で、ある種ミラーレスカメラに関しては独走になりつつある状態です。(異論は認めます)
おまけ:ヨドバシカメラでこの本を購入すると、会員ならば電子書籍版(ヨドバシの電子書籍)が無料でついてきます。
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Posted on 2018/06/10 Sun. 13:22 [edit]

category: 写真集

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日本の美しい色の鳥  



上田惠介 監修

日本に生息している「美しい色をした鳥」を集めた写真集です。残念なのは掲載されている写真が、全て日本で撮られたものでないということ。データで日本の北海道に生息しているとあるのに撮影場所がアメリカだと気付いた時の気分は・・・
写真が素晴らしいだけに残念でなりませんでした。

とはいえ、この写真集が素晴らしいものであることには変わりはありません。そして、日本人は鳥の彩りから「色の名前」を付けてきたのですね。

例えばカワセミでは、日常的にはカタカナ表記される鳥ではありますが、漢字で書くと「川蝉」です。ですが、「翡翠」とも書きます。

これって、宝石のヒスイのことじゃないの? その通りです。カワセミのような色の石ということで、翡翠を音読みにして名付けられたのですね。

江戸時代には「茶色」が流行になった時がありました。雀のような茶色のことを「雀茶」と呼んでいたそうです。雀といえば、単体での写真集が出来るほど人気がありますので、当然この本にも載っています。

今度はウグイスです。人の記憶というのは危ういものであることを再認識させられます。「ウグイス色」はどのような色か思い浮かべてみてください。色艶やかな「黄緑色」思い浮かべると思います。でも、残念ながらそれは間違いです。本物のウグイスは、もっと灰色かかった色の緑色なのです。色見本の「ウグイス色」をもってウグイスとはこういう色だと思い込まされていた人が多いのではないでしょうか。ウグイスの鳴き声は聞いたことはあっても、ウグイスを見たことがないと思ってる貴方。ウグイスを見ていても、それがウグイスだと気付いてないだけかもしれませんよ。まあ、自分のことなんですけどね。

では、この鮮やかな「黄緑色」は一体、どの鳥のものなのか? メジロと勘違いされたと言われています。メジロは艶やかな黄褐色をしており、名前の由来のとおり、目の周りが白い円で縁取られています。

ギリシア神話では、主神のゼウスが白鳥に変身したりするわけですが、日本では日本武尊の化身が大白鳥と言われてますね。日本には大白鳥と小白鳥がおりまして、くちばしの黄色と黒色の割合で見分けるのだそうです。大白鳥の写真は見開きとなっていますので、圧巻です。

最後にこの本は、単なる写真集だけで終わっていません。なぜ鳥たちがこの様に色とりどりの色彩を持っているのか科学的に分析してます。彼らの色彩は大きく分けて2つの仕組があります。
毛の色素によって色を持つもの。これは人間の体毛とかと同じです。時間が経てば色褪せたりしてきます。
もう一つが形状的仕組みで色を付ける方法です。シャボン玉やCDの裏面が虹色に見えます。これらは本来無色なのにかかわらず、色が付いて見えるのはミクロな部分で特定な色を反射する形になってるからです。
シャボン玉は見る位置によって色が変わりますが、カワセミは見る位置によって色は変わりません。この辺りがより高度であり人間は科学的にこの構造を見習おうとしています。本当に自然の造形は偉大です。

Posted on 2017/01/22 Sun. 11:06 [edit]

category: 写真集

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科学開講〜京大コレクションによる教育事始〜  



この本の体裁は「歴史博物館」そのものです。
そして、題材が科学となっています。

パスカル、ガリレオといった偉人達は実験によって、さまざま原理や現象を解明してきました。
だけども、じゃあ、いったいどういう実験道具を使っていたの?

顕微鏡、天体望遠鏡は今の時代と何が違うの?

ああ、当時はこんな器具を使っていたんだ。

今の器具とは全然違う形をしているものから、THEご先祖様とわかる器具まで網羅されているのが大変面白い本です。

そして、科学の基本は観察と観測と飽くなき探究心がなくては、発達しなかったのだなと再確認できました。

写真は裏表紙です。
これは、一体なんの模型でしょうか?
分かるかな? (自分はわかりませんでした(笑))
裏表紙

Posted on 2016/11/20 Sun. 15:49 [edit]

category: 写真集

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