FC2ブログ

山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

徹底検証 「森友・加計事件」 朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪  



小川榮太郞 著

 本書を購入したきっかけは、朝日新聞が言論による反論ではなく、いきなり裁判を起こしたことでした。購入したものの、当時は安倍政権への野党はともかくワイドショーやらなにやらが、証拠もなしに犯罪者扱い。大人の世界が白昼堂々と「いじめ」を行っていれば、子供のいじめ問題なぞ、無くなりはしないよな。と、思いつつ、ようやく世間が沈静化したので雑音を気にせずに読むことができました。

 感想は一つ、朝日新聞への怒りがとまりません。タイトルに「朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪」と付けられているのは、小川氏の締めに用いた文章に現れています。

「半年間の彼らの量産した虚報が、本当にコケにし、否定したのは安倍晋三でも安倍政治でもない。」
「日本の主権者たる国民であり、日本の民主主義そのものだったのである。」

 では、なぜ我々日本国民が被害者であると、小川氏が考えるに到ったのか。
国民の知る権利を踏みに切り、朝日新聞のねつ造した情報を使って報道する自由を駆使した結果が今回の事件の本質だからです。

 本書は、5章から成り立っています。朝日新聞が最後まで隠していた証拠や証言を存分に使用して検証されています。

第1章「報道犯罪としての森友学園騒動」
 ここでは、騒動がどのように起こったかを検証しています。

第2章「籠池劇場 喜劇と悲劇
 ここでは、籠池氏の変節した検証と、籠池夫人と安倍夫人とのメールのやりとりについて検証しています。
 
第3章「森友問題の核心」
 森友学園建設場所が9億6千万円から1億3千万まで減額された事実に焦点を当てています。

第4章「加計学園 朝日新聞はいかなる謀略を展開したか」
 ここでは、朝日新聞とNHKの共闘していく姿を追っています。
 また、前川喜平氏登場してきますが、如何にこの男は仕事をしてないかを赤裸々に暴いています。

第5章「加計問題の真相に迫る」
 如何に朝日新聞が問題の本質を隠蔽していたかを証明するために、全体像に迫っています。
 冒頭で、朝日新聞が本当にコケにし否定していたのは日本国民であると書きましたが、当時は北朝鮮の核ミサイル問題のまっただ中だったことを考えれば、日本国民の命さえ軽視していたともとれます。
 日本のメディアの「報道の自由」とは何を指すのか。そして、その自由を行使するための戦術とは何か? それを知るための教材としてうってつけです。

 最後に、各テレビ局は同じグループ内に新聞社がありますが、ワイドショーとかの番組では同じグループの新聞とは歩調を合わせずに、朝日新聞に追随すると書かれていましたが、この事実は改めて考えると恐ろしい事実です。
 これでは、ますますメディアを即信じずに、裏をとるためにますますネットを活用する人間がますます増えるでしょう。朝日新聞の売り上げは凄い速度で落ちているそうですが、さもありなんだと思います。




スポンサーサイト

Posted on 2018/08/25 Sat. 09:16 [edit]

category: 実務・実用

tb: 0   cm: 0

NHK式+心理学 一分で一生の信頼を勝ち取る法  



矢野香 著

 著者の矢野女史は、NHKのアナウンサーから民放へ移ったもの即座にクビを言い渡され、もう一度NHKのアナウンサーに返り咲き、高視聴率をとった経歴をもっています。
 この時の経験がもとになり、NHKにおけるアナウンサーの育成のノウハウと、大学院で心理学を専攻して科学的にまとめあげたものが本書となります。
 単純な座学で終わらずに、アナウンサーを育成するための訓練が核となっていることから、各々の項目において、具体手な数字が指標として掲げられています。
 例えば「タイトルは13文字以内」「話すスピードは1分間に300文字」等、とりあえず、形から入って、即実行!! という、気にさせられます。
本書が伝える内容は大きく3つです。
 ・表情や服装を含めた、ボディーランゲージ
 ・話術(話すスピードや声色、抑揚等)
 ・話の内容(文書の組立方)
この3つは、特にこの本独自の内容ではありません。と、いうより、「人前で話す」ことを題材にした内容では王道であります。
しかし、アナウンサーという立場は視聴者に飽きられたら気軽に他のチャンネルに変えられる。という、プレッシャ-があります。このプレッシャーに打ち勝ち、なおかつ、視聴者の信頼を得る為のノウハウが、確かにこの本には存在します。
 また、本書では日常会話において役に立つワンポイントもさりげなくちりばめられています。
 「ワンパターン」の活用です。「ワンパターン」といっても、毎回同じ話をしろということではなく、話の流れにおいて「重要な部分」に入る時に、「間」の置き方や「フレーズ」を変えないということです。
 何度も顔を合わせている相手では、その「間」や「フレーズ」で「重要な話をするぞ」と察するようになるとのことです。これは、科学的には条件反射で有名な「パブロフの犬」で説明されていました。
 犬に餌を与えるときに鐘を鳴らしながら行っていると、鐘を鳴らしただけで「餌がなくても」犬がよだれを垂らすようになる。という、あれです。
 矢野女史は講演会で話をする場合は、同じ服装なのも聴衆に条件反射をすり込んでいるそうです。
 このように、ちょっと試してみようかと思わせる工夫が随所に盛り込まれています。




Posted on 2018/08/19 Sun. 08:28 [edit]

category: 実務・実用

tb: 0   cm: 0

どんな人でも思い通りに動かせる アリストテレス無敵の「弁論術」  



高橋健太郎著

 アリストテレスがまとめた「弁論術」を著者の高橋氏が解釈しながら紹介している本です。
 さて、「弁論」と聞くと人前でスピーチを思い浮かべて「自分には関係ない」と思いがちですが、自分の意見を相手に伝えて納得してもらう行為が「弁論」となります。
つまり、「お願いをする」「アピールする」「賞品を売る」といった交渉ものや、SNSといったインターネット上の発言も立派な「弁論」にあたるわけです。

アリストテレスがいた時代も弁論が活発であり、今の世と変わらず「同じような話をしても、人によって説得力がまるで違う」という問題がありました。そこで弁論術を教える「ソフィスト」という存在が幅をきかせていました。
 しかし、ソフィストが教える弁論術は、聴衆や陪審員を煽ったりなだめたりする感情論に邁進しており、肝心の議論の中身がおざなりになっていたそうです。
 そこで、ソフィストと違う、本物の弁論術とは何かを教えてやるぜ!! と、発言したかは不明ですが、そのような心持ちで執筆されたのが、この「弁論術」です。高橋氏いわく、世界で最初の弁論術のハンドブックなのだそうです。
 アリストテレスの弁論術の特徴は「理論的」ではなく「理性的」なものを目指しています。しかし、感情を無視しているわけではありません。あくまでも付随的ではありますが、感情の誘導の話が出てきます。なぜなら、相手の感情如何によっては意見に納得してもらえるどころか、話さえ聞いてもらえないことも起こり得るのですから。

アリストテレスの「弁論術」の効果は次のものです。
 1.より、正しい結論が出せる。
 2.専門外の相手を説得できる。
 3.相反する意見を同時に理解できる。
 4.害のある議論から身を守れる。

 「2.専門外の相手を説得できる」とは、専門用語を如何に使わないで話をするかが肝になります。
個人的には「3.相反する意見を同時に理解できる」はかなり重要だと感じました。と、いうのも「相反する意見」だからといって、それが間違っているとは限らないからです。
同じく「4.害のある議論から身を守れる」も大切だと思います。自分の失言や間違った意見による攻撃に対しての予防は可能でしょうが、最近は何の根拠もなく攻撃や加害者が被害者ぶって攻撃するなど本当に恐ろしい時代になってきました。
アリストテレスの防護策としては、防衛ラインを6つ用意することにあります。
第一防衛ライン:「そのような事実はない」
第二防衛ライン:「事実だが害があるようなことではない」
第三防衛ライン:「害があるかもしれないが、聴衆に対してではない」
第四防衛ライン:「聴衆に対して害があったとしても、言われているほど甚大でない」
第五防衛ライン:「法(道徳)的に問題ない」
第六防衛ライン:「法(道徳)的に問題があっても重大なものではない」

 ここ一年の野党が加計・森友問題による与党への攻撃は、全て第一防衛ラインで撃退されてます。そりゃ安倍政権の支持率が直ぐに復活するのも当たり前でしょう。

最後に本書は、詭弁から身を守る方法で締めくくられています。ここでの詭弁を一口で説明すると「一見論理的にみえるが、結論は何一つ論理的に導き出されていないもの」となります。
相手の言い分を聞いて、「腑に落ちない」「違和感がある」「納得がいかない」と感じたら、それは詭弁である可能性があるとのこと。ここでは、テクニックを単純化して説明をしていますが、実際には巧妙に隠そうとするためやっかいです。特に口頭でのやりとりでは、「詭弁」を見逃す可能性が高くなります。しかし詭弁は論理的ではないため、相手に一つ一つ質問することで「辻褄が合わない」部分が露呈して、見破ることができます。

しかし、本書を読んで、「人間の本質は進歩してないな」「技術の進歩に反比例して退化してるのでは」と思ってしまいました。




Posted on 2018/07/28 Sat. 15:42 [edit]

category: 実務・実用

tb: 0   cm: 0

手帳という武器をカバンにしのばせよう  



さとうめぐみ著

 数ある手帳活用術が書かれた本の中で、一番感銘を受けたのが、この「手帳という武器をカバンにしのばせよう」でした。
 表紙のうたい文句である下記の事柄は、確かに実現すれば素晴らしい話です。

  一冊の手帳に情報を集約するだけで
   1.探し物の時間がなくなる
   2.自分の時間を守れる
   3.夢が叶う

 しかし、私が感銘を受けたのは、もっと根本的なところでした。
 手帳の根本的な使い方について、こんな簡単なことをなぜ今まで思いつかなかったのだろうか? 自分の思考がかなり凝り固まっていた事実に気付けたことが、衝撃でした。
 まず、手帳のカレンダーの使い分けにおいて「他人との約束」と「自分との約束」に分けるという発想にシビれました。なぜなら、自分のスケジュールを自分との約束と置き換えていることは、自分のスケジュールをおざなりにしてよいわけがない。このような著者のメッセージが私に届いたからです。

 実際のカレンダーの使い分けは、他人との約束はマンスリータイプのカレンダーに記入し、「自分との約束」は時間軸がバーチカルタイプのウィークリーカレンダーに記入していく、ただこれだけです。
 時間を管理する上には、どのように自分の時間を使っているか知ることから始まります。もし、ウィークリーカレンダーよりもマンスリーカレンダーに予定が埋まっていたら、それは自分の時間が他人の為に使われていることを示しています。
 また、実際に使った時間も手帳に記録として残しておくことも基本となります。「作業」や「会議」の手帳に書かれた消費予定の時間と実際にかかった時間が異なっていたら、実際にかかった時間を手帳に残します。手帳の上で時間のやりくりが上手になっても、それが実践できなければ意味がありません。実績を手帳に残す、これこそがフィードバックの第一歩となります。

 「約束」の変更や取り消しに関しても、手帳に痕跡を残します。相手の都合によるものは×印、自分の都合によるものは二重線を書き込みます。これだけで、ただのカレンダーが人間関係のデータベースに早変わりします。
例えばAさんは約束を反故する印象があったが、データ上でもその通りだった。いやいや、データを見たら印象と違ってAさんは約束を守る人だった。こんな発見があるかもしれません。また、データから自分は思っていた以上に、約束をコロコロ変えるタイプだった。いやいや、思っていた以上に自分は一度約束した日は変更しない人間だったと再確認できるかもしれません。
 このように、ちょっとした一工夫や情報を相互に紐付けるだけで、手帳は「データベース」に早変わりするわけです。となれば、「探し物にかける時間」を短縮することも、自分の時間が他人との約束に割いているのか、自分との時間に割いているかを知れば、「自分の時間を守る」こともでき、自分との約束を守り続ければ「夢は叶う」ことは容易いでしょう。

 ここでは、カレンダーの使い分けだけ紹介しましたが、他にも「To Do List」「しないことリスト」等々に関しても、目先の使い方ではなく「思想」から説明しているため、応用が利きます。

 久々に、誰彼かまわずにお勧めしたい本に出会えました。

Posted on 2018/05/20 Sun. 11:19 [edit]

category: 実務・実用

tb: 0   cm: 0

調べる技術・書く技術  



野村 進著

本著はかなり古い本ですが、最近電子書籍化したので購入しました。
もともと「ノンフィクション」の記事や文書を書く人をターゲットにしたものですが、時代を経て誰もがインターネット使って情報発信できる世の中になったことから、誰しも手に取ってもらいたい一冊となっています。
タイトルから理解できるかと思いますが、「記事を書くうえでの情報収集」と「情報を元にした記事の書き方」の二本立てで構成されています。技術をうたっていますが、テクニックのみならずもっと抜本的な心得とかマナーに近いものも扱っています。
この当たりは新聞社や雑誌という職業を選んだ時、研修という場で叩き込まれるものだと思うのですが、現在の新聞記者や雑誌記者で何人これが出来てるのだろうか? もう絶滅しちゃってるのでは? と、感じさせられました。

情報収集の一つとして、「人から話を聴く」。
誰だって、自分に興味がある人や共感を示してくれる人に対しては好意を持つものですよね。
ところが、「先入観を持たないように、下調べをしない」ということが真理のように語られることがありますが、これは上記の「自分に興味があるという」相反するものであると、著者は自身の経験を紹介して警告を発しています。

「お前、こんなことも知らないで、何の話を聞きに来たの?」と、先方に思われたらアウトであり、信頼を失うそうです。
中には「相手が勉強不足だと判断すると」意地悪をする人もいるそうです。
実名が書かれていましたが、「あー、やっぱり、そういうことするんだ!」と、納得しちゃったり。
この人の著書を読んでると、感化されるのか、文書に突っ込みたくなるんです。

えっ、お前がそういう意地悪な性格なのだろう?って。
チガイマスヨー。ソレハ、ゴカイデスヨー。オオゴショのブンハ、オーラがスゴインデスヨー。

次に書く技術ですが、

毎日新聞の内藤国夫氏の下記の言葉を引用しています。

「(自分が)書きやすいものは、(読者には)読みづらい、ラクして書いたものは、読むのに苦労する。反対に苦労して書くと、読む方は読みやすい。」

推敲のさなかに「もうこの辺でいいだろう」と中途半端なところで妥協していると、文書は上手にならないそうです。
この辺は、なかなか手厳しく、「作家ではなく職人であれ」と書き直すことが、文書上達の秘訣であるとのこと。

最後に、本著は「テーマを決める」「資料を集める」「人に会う」「話を聞く」「原稿を書く」「人物を書く」「事件を書く」「体験を書く」が章立てとなっています。SNSで書くことがないと迷われている方がいれば、この本を手にとって筆が進めば幸いです。

Posted on 2017/06/11 Sun. 11:39 [edit]

category: 実務・実用

tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top