山下雄彦のこんな本読んだよ。

たくさん読んだ本を、お薦めしたり感想を書いていくブログです。一般教養からサイエンス、自己啓発、人体の不思議と雑食的に本を紹介していきます。

世界が憧れる天皇のいる日本  

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著者:黄 文雄
なぜ、日本が世界の中で唯一無二の「存在」であり続けることができるのか? 『地理的な理由で日本が「島国」だからである。』これも一つの答えではあります。しかし、島国である国は日本だけではありません。世界の国々と日本との決定的な違いは、「天皇陛下」の存在です。
いやいや、世界にも「皇帝」と呼ばれた存在がいたじゃないですか。別に「天皇」の存在が、日本が唯一無二の存在である理由になるとは思えないのですが。
と、誰でも抱く疑問に対して、本著は日本以外の国(主に中国と朝鮮)との国の成り立ちを比較して説明しています。
中国や朝鮮は易姓革命で国が成り立っています。易姓革命とはいわば、前支配者を皆殺しにして新しい国を興すことです。なぜ、皆殺しを行うのかは「己の正当性」を示す方法がそれしかないからです。「前の仕組み」を全否定しないと己の正当性を示せないとは悲しい話です。秦の始皇帝時代から自分の国(自分の一族)が永遠に続くことを夢見ていましたが、淸も含めてそれが達成したことがありません。そういったこともあり、中国は日本を見下しながらも、永遠に続く天皇をうらやましく思っていました。
では、なぜ天皇の系譜がそんなことができたのでしょうか。

天皇は他国の支配者と違って、国民から搾取はしません。第16代仁徳天皇は民百姓の台所から煙が出ていたいことから税の徴収をやめ、3年後、民百姓の台所から煙を立つのをみて。「朕はすでに富んだ」と言われたそうです。皇后はボロボロの姿の天皇を見て「どこが富んだのか?」と訪ねると。
「民百姓が豊かならば朕は豊かである。民百姓が富んでいるのに、王が貧しいということは聞いたことがない」と、仁徳天皇は答えられました。
この伝統は昭和天皇や今上陛下も受け継がれているからこそ、今現在も皇室は人気があり尊敬されているのでしょう。

著者の黄氏は、「他国の国民は作れたもの。日本の国民は生まれたもの」であると言っています。「作られたもの」と「生まれたもの」の違いは「革命」において如実に現われています。
明治維新では確かに戦争で血は流れましたが、明治政府が発足後に旧支配者の処刑というものは行われていません。これは、フランス革命やロシア革命での旧支配者は一族郎党皆殺しと一線を引いています。これは、天皇陛下のもと日本国民一人一人が同じ日本人だという意識をごく自然に持っていることからこそ出来たことであります。
日本人にも出来たことだから、我々にも出来ると革命を起こし失敗した中国の革命と朝鮮の革命は人間の能力の問題では無く、「不変な国の中心がない」ことが原因であります。
今日まで日本の権力者が天皇の地位を簒奪できなかったのは、「カネ」で買うことや「武力」で奪うことが出来なかったからです。「カネ」や「武力」と無縁だからこそ、栄枯盛衰の理とは外れていると言えるのかもしれません。
神話時代の神武天皇から今上天皇まで脈々と続いている「天皇」という存在を守っていくのは、「日本人」としての責務ではあり、また、「天皇」を廃止しようという勢力は「日本人」のみならず「人類の敵」ではないかと思う次第です。
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Posted on 2017/10/05 Thu. 16:18 [edit]

category: 一般・教養

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データを正しく見るための数学的思考(数学の言葉で世界を見る)  



著者 ジョーダン・エレンバーグ

 数学は生活に必要か?
「この先、これを使う必要があるんですか?」
 古今東西、数学の時間に生徒が思う言葉であろう。本当に口にするかどうかはともかく。
 この本のプロローグはこんな感じで始まります。

 このように書きますと、教師と生徒の対話形式で物語りが進んで行くように思うのでしょうが、残念ながら「ブラハム・ヴァルトと見えない弾痕」でこの流れは終わりです。さて、「ブラハム・ヴァルトと見えない弾痕」では「目に見える結果は、必ずしも真実を伝えない」を証明した実例であります。

 また「みんな大好き宝くじ」の話もあります。基本的に宝くじは儲かりませんと本著では言い切っています。数学を使って証明しています。だけども買うほど儲かる宝くじが実在していることを数学を使って発見し、組織的に宝くじを購入して金儲けが行われた実例が紹介されてます。
さらに、本著では世論がない。と、言い切ってもいます。実例がアメリカの大統領選ですので日本人にはピンと来ない部分もあるのですが、選挙のルール、所謂投票のカウントにおけるルールによっては勝者が変わることを数学で証明しています。
 特に1対1ではなく、特に3人目が弱小の三つ巴ほど効果が高くなります。これは人間特有の問題ではなく、変形菌という細菌も同じだよという事実にビックリしました。ある意味、生物にとっての普遍の法則なんでしょうか。残念ながら本著ではそこまで深く立ち入ってはいませんでしたが。

 数字は嘘はつきません。しかし、扱う人間によって真逆の意味を持つのです。そう、正反対の意見であっても、どちらも正しいという状態になるのです。では、なぜそのような状態になるのか? それはただ、どちらも不完全なのです。その不完全さを見抜く為には数学的思考が必要になるのです。

Posted on 2017/09/25 Mon. 16:39 [edit]

category: 一般・教養

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欧米の侵略を日本だけが撃破した。 反日は「奇蹟の国」日本への嫉妬である  



著者:ヘンリー・S・ストークス
翻訳・構成:藤田裕行

東京裁判を信じ切っていて、第二次大戦後は日本が一方的に「悪い国」と疑っていなかった方が書かれた本です。
かなりご高齢の方で、三島由紀夫氏や映画の「海賊と呼ばれた男」のモデルになった、出光佐三氏ともされており、かなりビックリしました。

さて、この本の出版の目的は2点あり、あらましに掲げられています。
一つは、第二次世界大戦における日本が世界に与えた意味について。
一つは、反日の源である「従軍慰安婦問題」や「南京大虐殺」はプロパガンダだということ。
この二つを証明するために、日本という国の成り立ちや中国(中華人民共和国にあらず)と朝鮮の国の成り立ちから、説明がなされています。
中国では基本、滅ぼし滅ぼされる歴史であるため、民族を超えて手を結ぶには「外敵」の存在が不可欠なことと、基本外国人に支配されることになれていることです。秦の始皇帝から淸、そして中華人民共和国の支配層はみんな外国人であるのですが、日本では「中国」と片付けてしまい、特に日本は建国から現在まで「同一の国」であることから、「中国」も同じだと考えてしまい、本質から目を反らしてしまっている問題点があります。

また、「日本最古の文化」は縄文時代だと思われてきましたが、縄文時代よりも前に土器や磨製石器が出土の話や、青森では15mの建造物が発見された話が振られており、新発見の昂揚が伝わってきました。

また、「道徳」と「モラル」の違いについては目から鱗が落ちました。「人に迷惑をかけても、法令遵守であれば、それはモラルのある人」という事実に衝撃を受けました。この事実は、「モラル」を持っていても「道徳」がない社会は荒んだ社会になるということです。前述の出光佐三氏との対談で「モラル」と「道徳」の違いを語っておられます。
出光氏は、哲学者の鈴木大拙氏より「モラルは支配者が制定した規則や法律であり、道徳は皆が上手くやっていくための決まり事」といったことを教わったことです。端的にいうと、「モラルはルールさえ守っていれば他人の迷惑まで言及しない。道徳は人に迷惑をかけないための決まり事。根本的な違い」があるのです。この道徳とモラルが違いは、まさに日本の皇室と世界の征服者の違いでもあるのです。そして、この違いこそが日本建国から21世紀の現在まで現存している理由でもあるのです。

神道にも触れられています。これからは神道が世界の信仰となる。と、予言めいた書き出しで始まるのですが、ちゃんと根拠を示して説明されています。
従来、神道はアニミズムという原始的な宗教に分類されてきました。アニミズムは「高等宗教」とされる「英知を持つ人格神である創造主の解き明かす世界観」と比べるとレベルの低い教えだとされてきましたが、人格神の説く教義は人間が頭で考えたような諭しさがあり、大自然が教えてくれるような叡智が感じられない。と、訴えています。

敬虔なクリスチャンの一人である、サンマリノ共和国のマンリオ・カデロ駐日特命全権大使がこう語ったそうです。

「大自然こそが、神ですよ」

まあ、この人もかなりの親日家ではありますが、大の皇室好きでありますが、本音だと思われます。

キリスト教では創造主が、人間のために自然や他の動植物を創造したことになっているが果たしてそうだろうか? 神道では神々や自然でさえ大宇宙の中で生かされている。これは、古事記の世界創世の中で神々が生まれていく姿を描いており、それは物理学者の間で定説になっている「ビック・バン理論」と近似していることに、著者は驚いています。
「古代日本人はどうやって、このような宇宙創成の物語を思い描くことができたのだろうか。想像力によるのか、それとも霊感によるものだったのか」
と、感慨に耽っていますが、本当にどうやってご先祖様はこれらのことを思いついたのでしょうね。

Posted on 2017/09/09 Sat. 10:22 [edit]

category: 一般・教養

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天才数学者たちの超・発想法  



著者:柳谷 晃
タイトルを見て皆さんは、どのように感じましたか。
世間一般では学問である数学は一部の天才達が造りあげてきて、一般人には縁がないもの・・・・・と、思ってないでしょうか。
本著では、この考え方を真っ向から否定しており、現在、そのような考えが蔓延しているのは数学者の怠慢だと手厳しく批判しています。
また、数学の一般への応用について「機械を使えば簡単」という考えは、現代人のうぬぼれとだと、数学者以外に対して手厳しくもあります。

この本は、数学の歴史を紹介していますが、生活にどのように役にたってきたかに焦点を当てています。

「0」を発明したのはインド人ではあるが、それより遙か昔、バビロニア人は「ゼロの概念」を使って計算をしていた。という話を、小学生向けの講演で行うと、「混乱する」とクレームを入れる親。子供が理解できればいいのだからと思っていると、同じ教育関係者からもクレームが入るそうです。大丈夫か日本?

小学生向けの授業は「簡単」だから行っているのではなく、「学問の基本」を小学生に教えている事実に気付いていない人が多すぎるとのこと。
このことで思い出したのが、「小学生がかけ算を使って回答した問題に、教師が「×」に対して「これなに?」とコメントをつけて不正解」した話です。
この投稿に対して閲覧者のほとんどが教師を批判していましたが、誰も「テストの目的が足し算を理解を計るもの」ではないのか?と、誰も言及していないことに恐怖を覚えました。
テストとは行った授業に対してのフィードバックの一つです。いくら正解だからといって、答えを導く過程が授業となんの関連性もなければ、授業を理解できていないと見なして不正解にしたことは批判される謂われはないと思うのですが。
ネットの声を後押しされて、学校にクレームを入れる親御さんがいたとしたら、他人事ながら恐怖を感じてしまいました。

話を元に戻して、論理思考についても語られていました。「数学の論理」と「スピーチの論理」は、全くの別物であるから、数学を一生懸命にやっても、論理的に話せるようにはならないそうです。「数学を勉強すれば、論理的思考が身につく」という発想は短絡的なのだそうで、皆様気をつけましょう。
本著では、「歴代の数学者達が、頭を抱えて込む発言だ」と表現をしており、それはあんまりだと読んだ瞬間はそう感じましたが。よく考えれば、「論理的思考」と「相手に理解できるように話す」技術は別物ですね。

この本を読んで、数学の歴史を学びつつ著者のボケ・ツッコミを堪能していくと、今まであった数学のイメージが粉々になっていく感が、読んでいて楽しかったです。

Posted on 2017/08/27 Sun. 15:05 [edit]

category: 一般・教養

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7日間勉強法 ~効率よく短期集中で覚えられる~  



著者 鈴木秀明

この本は、試験勉強のための方法論を説いてます。
試験というと受験や学生がやらされるテストを思い浮かべる人がいるかと思いますが、社会人になってもさまざまな資格を得るために試験を受ける必要があります。この本はあえて試験対策に的を絞った勉強法となっています。そして、著者である鈴木氏も、「この勉強法は、思考を高めるためのものではない」と明言しています。

短期で結果を出すためには「戦略」が必要である。
結果とは、試験に合格する条件を知る必要がある。
過去の問題集を収集分析して、出題されていない範囲は勉強しない。
過去問題は理解するより、暗記しよう。
隙間時間に勉強するのではなく、勉強時間を割り当てるよう生活を見直そう。

これらのことは、著者が受験勉強で東大に現役合格して、現在さまざまな資格を500以上とったことから、確立した勉強法ですから説得力があります。そして、ああ、確かにこの勉強法は試験対策に特化したもので思考を高めるものではないと理解できました。
だからといって、この勉強法は効率は高いのは確かですから、覚えたものを忘れない工夫をすれば良いのです。また、仕事に必要な資格を取るためにこの勉強法を取り入れたとしても、仕事においてこの知識を活用していくことで思考を高めるチャンスはいくらでもあります。
要は一つの勉強法に固執してしまうことこそ、危険ではないかと思うのです。

勉強は戦略であり、「なんの為の勉強か」によっては、一夜漬けといった即席の勉強もありですね。

Posted on 2017/08/12 Sat. 18:37 [edit]

category: 自己啓発

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